月山・鳥海山 山スキー

         

5月2日(日)〜3日(月)

 

 

今年のGW、山スキー組は、月山、鳥海の東北ツアーとなった。

参加者:数野、畑野、望月、森本、外川、細田


5月2日(日)  月山

前日夜に森本宅に集合、車に荷物を積み込み、ご家族の見送りを受けて(!!)甲府を出発。

関越をひた走り、新潟の先で仮眠。朝起きて月山へ。

志津の駐車場に車をデポし、バスで姥沢に上がる。リフトにはすでに行列ができている。

何度も来ている人が多く、夜行明けということもあり、山頂組と湯殿山組に分かれる。

山頂組は森本さんと私の2名。森本さんはゲレンデスキーを担ぐ。

リフトの終点でスキーにシールを貼り、歩き出す。山頂は右上でどう行っても登れそうだが、

初めてなのでよくわからず、くぼ地の向こう側のコルを目指す。

一度下って雪原を横切り、コルまで上がり、ここからは稜線沿いに山頂へ。

登るにつれて風が強くなってくるが、天気は快晴で眺めは抜群だ。

シールのほうが登りやすかったようで森本さんをリードするが、

山頂直下で森本さんが空身で駆け上がってきて、最後は逆転されてしまった。何をやってんだか。

リフト終点から山頂まで1時間20分だった。


山頂からは360度の展望。噂の東斜面は、どでかい斜面が続いている。

月山〜肘折は何度も計画しながらいまだに足を踏み入れていない。行けるときが来るのだろうか。

しばらく滞在したが、風が吹いて寒いので、食事は取らずに降りることにする。

下りは快適。雪もまあまあ。と言っても、大して登っていないので、良い斜面はすぐに終わる。

月山リフトの終点まで戻り、ゲレンデを下まで滑る。

他のメンバーはゲレンデ周辺の林間コースを楽しんでいたようで、リフト下で合流できた。

結局湯殿山へは行かずにそのまま志津まで滑って下り、本日は終了となった。

この日は、鳥海まで移動し、民宿に泊まった。


5月3日(月) 鳥海山(祓川ルート)

前夜民宿で細田の友人の山崎さんが合流。この日は7人パーティーとなる。
民宿で朝食を早めにとり、急いで出るが、すでに祓川の駐車場は満杯。手前の路肩に駐車する。すごい人気だ。

天気は上々だが、風がやや強いか。

望月さん、山崎さん、細田がシール、他の人は担ぎ。

外川さんは初めてのバックカントリーなのかな? 風が強く、担ぎはしんどそう。

駐車場の脇から雪に乗り、あとは歩くのみ。

鳥海の山スキーは単純明快だ。いくつかのグループに分かれ、それぞれのペースで登る。七ツ釜避難小屋で一度合流。

ゲレンデにいるように人が多いが、斜面にでてしまえば点にしかならない。

上部は傾斜がだんだん増してきて、ガスの中に入る。山崎さんと2人で黙々とシール登行を続ける。

風が強くなり、途中でスキーをつけて下る人が増えてきた。我々も、時々突風で飛ばされる。

ガスの中から、上の方に人が座っているのが見えた、と思ったら、火口壁に到着、そこからすぐに山頂だった。

何も見えないが、写真だけとる。

さて、下りだ。しかし、何も見えない。視界5mくらい。お互いを見失わないように、2ターンくらいずつ順番に下る。

どこでも下れるので、方向を間違えやすい。山崎さんがコンパスをあわせておいたのが頼りになる。

標高差で200mくらい降りたら、だんだんガスが晴れてきて、そのうちに眼下に一枚バーンが広がった。

これはすごい斜面だ。「わーお」と叫びながら滑る。気持ちよい。
しばらく滑るが、どうも右に寄りすぎているということになり、大きく左にトラバース。

登りに使った斜面の一本東側の斜面を下りていたのだった。

登りのルートを見つけてからは、よさそうな斜面を探しながら滑る。避難小屋から下は、のんびり下る。
鳥海のすそ野は雄大だ。最後に一本休憩をいれて、登山口へ。車に戻ったらもう皆着いていた。

久しぶりの鳥海は、なかなか良かった。

 

  

  

            大斜面                           鳥海山山頂

 

 

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