<行き先> 乗鞍岳 (剣が峰 3026m)
<山行日> 2010.05.15(土)
<天 気> 快晴
<メンバー> 雪稜クラブ 細田、外川、森本(記)
フレンズ 畑野、深沢、山崎
<コース> 三本滝レストハウス⇒(バス)⇒位ヶ原→(登高)→剣が峰→
(スキー)→三本滝レストハウス
5:30 誰が言い出したのかGWに鳥海山に行ってきたばかりなのに、
また同じようなメンバー6人が集まり乗鞍岳を目指し、二台の車に分かれ甲斐市を出発。
7:40 三本滝レストハウスに到着。
駐車場にはまだ何台か置ける余裕があったが結構人は多く、外部の男子WCにはキジハンターの行列ができていた。
8時発のバスは下のバス停から乗ってくる人も多く、2台のバスでは待ち客全員が乗り切れず、
増発便を待ち位ヶ原まで運んでもらう。 1,200円の運賃はちと高い気がするが歩いたら大変なことだ。
9:20 位ヶ原山荘で入山計画書を出し、細田、山崎のシールスキー組と他4人のツボ足スキー担ぎ組に別れ登山開始。
アスファルト道を少し歩くとすぐ雪面に入るが、ドピーカンでもう暑い。
ツボ足4人の登山スタイルもそれぞれで、畑野さんはスキーブーツにアイゼン。
深沢さんは登山靴にアイゼンで一番の重荷。
外川さんはテレマーク兼用ブーツで軽快な歩き。
私はスノボーーブーツで最軽荷ではあったが、
発汗でゴーグルが曇り何度も拭くことになり苦労する。
肩ノ小屋近くで3回目の休憩をし、蚕玉岳(2979m)経由で乗鞍神社を目指す。
ここからが急斜面。
ツボ足は他人の足跡を歩くと楽チンだが、
足跡がなくなると辛いのですぐまた違う足跡を探す。
長いトラバースにアイスバーンが時々あり緊張が続く。
急斜面を登り終え蚕玉岳まで上がると一安心、暑さがなくなり逆に寒さを感じる。
一方シール組は巧みなコース取りで、速くて疲れも見せない余裕の歩き。 シール組に追随する外川さん
しかし頂上直前の僅かな距離のアイスバーンに少々手こずっていた。
その隙にツボ足組が先に到着させてもらう事に。
12:15〜 剣が峰乗鞍神社に全員無事に到着。
快晴の上に風も穏やかで、360度の展望がすばらしい。
槍・穂高、御嶽山がこっちにも来いよと呼んでいる。
狭い頂上は十数人の人で賑わっており、日溜まりの中で1時間ほど寛ぐ。
13:30 下山開始。 テレマークの外川さんと師匠の畑野さん、スノボーードの私は
蚕玉岳との中間部から、他の3人は頂上付近から滑り始める。
中間部からの斜面は多くの人が滑っておりかなり荒れていた。
少し下ると深いシャーベットとなり、
突っ込んで行った私はつんのめり大撃沈した。
一方頂上付近から降りる斜面は雪質上々だったようだ。 穂高連峰をバックにアイゼン組
中斜面あたりでテレマークレッスンとなり、すぐにコツをつかみカッコよく (一番右は別パーティーの方です)
ターンを決める外川さんだった。
緩斜面になるとかなり雪も緩んでくるが、誰も滑っていない部分が多く気持ちよいクルージングができる。
あまりの天気の良さに直ぐ下りてしまうのがもったいなく、樹林コース手前の風のない場所を選び休憩する。
ポカポカの暖かさ、このまま酒飲んで寝てしまいたい気分だ。
滑ってきた斜面を振り返ると、雪質の良いところをもう一度滑りたい!と思うのだが、
到底無理なのでまた今度ということに・・・・。
充分寛ぎ景観との別れを惜しみながら下山開始。
これからが樹林コースとなり手強い斜面となる。
コブあり、超狭幅の急斜面ありと苦労したが、アッという間に終わるのではなく、
時間をかけて存分に楽しむことができた。
途中、怪我をしてヘリ救助を呼んでいるパーティーがあった。楽しい反面、危険も多いことを再認識させられる。
コースの終盤に雪がないため少し歩く箇所が出てくる。
最後に駐車場まで100mほど滑れるところがあり、背負っていた板をまた付け、今シーズン最後となるであろう滑りを終えた。
15:30 三本滝の駐車場に全員無事到着。
あとは乗鞍の温泉と蕎麦を味わって本日の日程終了。
とても満足のいく一日で、鳥海山での無念を忘れさせてくれました。
また皆で来られることを楽しみにしています。