針ノ木岳(山スキー)
5月10日(日) 晴れ
細田、山崎由子(ウル・スカディー)
扇沢7:15−大沢小屋8:10−針ノ木小屋11:00−山頂13:00〜14:00−大沢小屋15:00−扇沢15:40
甲府からなら朝出ても大丈夫だろう、ということで、5時に出発。扇沢まで2時間かからず。
針ノ木はそこそこ人が入っている感じ。新緑が芽吹きの篭川左岸の林道から仕事道に入り、堰堤の下で橋を渡る。
この先から雪がでてくるが、なくなるとはずすのが面倒なので、担いだまま大沢小屋まで。
雪はつながっており、帰りは滑って帰れる。
今年はどこも雪が少ないが、ここは例年とあまり変わらない感じで大沢小屋の堰堤の上は水がでていない。
蓮華大沢を覗くとデブリが見える。ちょっと今日はしんどいか、ということで、シールを貼って針ノ木雪渓を登る。
連休後半に降ったようで、雪面があまり荒れていない。
雪はザラメになりきっておらずやわらかいが、特に問題なく、先行パーティと抜きつ抜かれつしながら、のんびり進む。
マヤクボカールの分岐で、ほとんどの人はカールに入り山頂へ直登のルートをとるようだが、我々は雪渓をつめて小屋をめざす。
小屋には11時着。このあたりは50cm以上降ったようだ。
山崎は体力に不安があるようだったが、スキー技術は折り紙付なので、大丈夫だろうということで、山頂へ。
つぼ足で進むが、潜って疲れることこの上ない。天気はものすごく良くて、気温が高い。結局山頂まで2時間かかってしまった。
山頂からの展望は、すばらしいの一言。ここは、北アルプスが北から南まで全部見えるのだ。しばしくつろぐ。
さて、滑降だ。山頂直下でスキーをつけて、稜線を50mほど下りてから、左側の大斜面に飛び込む。
やわらかい雪はターンに苦労することはなく、大ターンで滑る。気持ちいい。
ノートラックの斜面を求めて右に移動。斜面を切ると表面が雪崩れる。
自分で起こした雪崩を食らっては面白くないので、コース取りは一応考えながら滑る。
山崎は滑りが本当に美しい。さすがはSAJ1級だ。針ノ木雪渓に合流して一休み。
ここからは緩斜面。適当に力を抜いてのんびりと大沢小屋まで。この先も篭川の橋まで滑ることができた。
あとは担いで一歩きで扇沢に戻る。安曇野を車で走りながら、異様に暖かいと思っていたら、下界は最高気温32度だった。
針ノ木雪渓 山頂から立山・剣