奥秩父:中川・東谷

 

   (沢登り)

 

   岩間   みー(記)

    

       2010/7/11

 

  曇り

 

 

          

連日の雨で、うちの近くの釜無川も泥流だ。

今日は天気が崩れるのが昼過ぎからの予報だったので、水量が少ない近場の簡単な沢に行く事にした。

 

 朝6時に起きて、柳沢峠を越えて一ノ瀬に向かう。

三ノ瀬を過ぎて、最初に架かる橋が中川橋で、広場に車を停めて出発。

堰堤工事用の林道を歩き、最後の堰堤を越えた所から沢に入る。

本流はだいぶ増水していたが、中川は全く問題なし。中川は、平水の時は本当に水が少ないのだろう。

中川は開けた沢で、釣り人も入るようで踏跡がついている。

梅雨の時期から出始めるヌメリスギタケを収穫しながら歩いていくと、夏焼沢と東谷の出合となり、右の東谷に入る。

 東谷に入り間もなく出てくるナメはすぐに終わってしまうが、次に30mのナメが出てくる。

白い花崗岩でフリクションがいい快適なナメであった。

のんびりとした沢ハイクのような沢であるが、私達は先を急がなくてはならない。

なぜなら雲峰荘の日帰り入浴の受付時間が13時迄なので、それまでに裂石まで戻らなければならない。

その後も傾斜がない沢を歩いていくと、50mのナメが2つ出てくるが、こちらもすっきりした快適なナメだ。

天気も予想より良く、時折薄日も差す。こんな天気とわかっていれば誰か誘ったのだけれど・・・

ナメが終わりガレっぽい沢を歩いていくと、流された登山道の橋は2つ落ちていた。

左岸に崩れた登山道が出てくると、すぐ先に新しい登山道が横切っている。

 登山道にあがり一休み。こんなに登ったかな?と思いながらどんどん下って三ノ瀬に下り、中川の車まで戻った。

車に戻った頃から、雨がポツポツ降り出した。

帰りは予定通り、すっかり気に入ってしまった雲峰荘の26℃の源泉にゆっくり浸かり、至福の時だ。

 

今回は奥多摩の沢の本を見ていったのだが、当時より快適になっている。

倒木帯も気にならない程度に岸においやられ、3つ目のナメも綺麗で大きな岩もなかった。

源頭も落石が危ないとあったが、どうやら既に落ちてしまったようで、登山道さえ橋もなく沢を横切っていた。

 

<コースタイム>

 中川橋(8:28)−二俣(8:59)−登山道(10:20)−中川橋(11:45)

 

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