弥彦山:滝の沢(沢登り)

 

    平成20年6月21

 

          晴れ

 

         岩間 みー

 

                 

  関東の週末は天気が悪いとの予報だったので観光を兼ねて新潟までやって来た。

 岳人には「遠くからわざわざ登りに来る沢ではない」とか「越後の沢のツメを登っているイメージ」と載っていた。(確かにそうだ)

  金曜日の夜に山梨を出発し、新潟のPAで車の中で寝る。朝起きると晴れ間が覗き、間もなく晴天となった。

 新潟平野にポツリとある小高い弥彦山が見えてくると、本当に沢なんてあるのだろうか?と不思議だった。

 

  弥彦神社の駐車場に車を停めて林道を入っていき、堰堤を越えると滝の沢がある。

 標高638メートルの沢という事で、予想してとおり水量はわずかであった。

 川幅もなく水量も少ないのに川床は雪で磨かれてナメ状になっていて驚き。これが越後の沢のツメなのか?

 とても小さい沢であるが滝・小滝が続き、水を浴びて気持ちがいい。そして以外と悪い滝が出てくる。

  まず、大滝手前の滝で岩間がロープを出して登る。

 抜け口が悪く残置ピトンがあったが、頭がポロリと折れてしまった。フレンズをセットし上に抜ける。

  大滝は、私がロープを出して左の乾いた岩から登り、途中から水流に入った。

 ピトンが打ってあるが、私の身長だと安定した体勢からだと届かなかった。 

 大滝の下にも上にも確保用のリングボルトが打たれてあった。 

  その上のいくつか滝が続く。上に行くほど傾斜が強くなる気がした。ハングした滝は左から巻く。

 次にロープを出した滝は岩間がリード。出だしのスタンスが高く、ボルダーをやっているようだった。

 パワー不足の私には、上からロープが出ていないととても登れない。

 その後も一度ロープを出したが、黒滝がどれだったかわからないまま1:4の二俣となり、ここから登山道に出て頂上に行く事にした。

後ろには佐渡島がみえる

 

登山道に出るととても暑かった。

こんな暑いのに、ハイカーがたくさんいてびっくり。しかも若い人達が多い。

 

 頂上からは日本海、佐渡島、新潟平野が一望でき、いい眺めであった。

帰りはロープウェイで下った。新潟の平野が見渡せる。

民宿に行く前に、岩室温泉のだいろの湯に寄った。

800円と少々高いが、3種類の温泉に入る事ができる。

汗を流して、田ノ浦温泉の民宿に。食べきれないほどの海の幸だった。

新潟の民宿の食事は本当にいいですね。

 翌日は糸魚川経由で山梨に戻った。

 

<コースタイム>

  駐車場(8:33)−(8:48)入渓点―(10:15)大滝上―(11:32)登山道―(12:15)山頂

 

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