大菩薩:姫ノ湯沢

 

    平成20年5月27日

 

          晴れ

 

         みー

 

 

 

今年の奥秩父は倒木が多い?

この沢だけではないようだ。

                      

  毎年、ゴールデンウィークは「雪の稜線スッキリ歩いて」、次は沢だ!という気持ちになるのだが、

 今年は「ガッツリ藪漕ぎ」になってしまい、なかなか沢モードにならなかったが、

 久しぶりに有給をとって、アプローチなしの3時間位で往復できる沢ハイキングを探してみた。

 

  家を9時少し前に出発し裂石に向かうと、タクシーがどんどん下りてくる。

 「塩山のタクシーは大菩薩で食べている」と知人が言っていた意味がよくわかる。 

長兵衛小屋の前にある駐車場に車を停める。平日とは思えないほどの人だ。休日はどれだけ混んでいるのか? 

  富士見小屋を通り過ぎ、更に林道を歩いていくと林道の終点に廃山小屋があり、すぐ手前の沢だ。

 今年の奥秩父は、春先に雪が多かったので倒木が多い。

 小川山の周囲のシラカバ、金峰山麓の琵琶窪沢も針葉樹がたくさん倒れていた。

 この沢も何箇所か倒木で塞がれていた。

  ちょっとしたナメの間に、小さい流れが左から注ぎこんでいる。

 思ったよりも水量があり、本当にすぐに水は涸れるのか?を少し期待をしたが、

 入渓から早くも20分で大ガレとなり、突然、水はなくなってしまった。

 しばらくガレを歩いていくと岩棚となり、この岩棚は稜線まで続き、ちょうど神戸岩のところに出た。

  人もあまりいないので、大菩薩嶺を往復して富士見新道を下る。

 今はあまり使われていない登山道で、赤テープもまばらで整備されているとは言い難く、取り外された鎖も放置されていた。

 富士見新道は、大ガレのところで姫ノ湯沢を横切るので、そこから沢に戻って下った。

  水の中を歩けるのは、ほんの3・40分だが、このコースを歩けば大菩薩の稜線まで人に会わずに行ける。

 岩棚歩きも、ちょっと楽しかった。

 

 <コースタイム>

 長兵衛小屋(10:25)−入渓点(10:45)−(11:38)神戸岩−大菩薩往復−神戸岩(12:12)−(12:55)入渓点−(13:22)長兵衛小屋

 

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