安達太良山)

  阿武隈川 湯川(沢登り)

 

  2007.6.23

 

   2006.10.8

         

        

        岩間  みー(記)

 

         「八幡滝」の上はナメが続く

 

 

 2007年6月23日

 

昨年も湯川に来たが、増水で沢も登れず、岳温泉街の「白河ラーメン」も売り切れで食べれず終い。

 金曜日の夜、中央道で八王子に向かう。 圏央道八王子JC―あきる野は明日開通のため、まだ通れない。

 入間I.Cまで圏央道にのり、そこから国道16号、岩槻I.Cで東北自動車道にのる。

 今日は、那須のSAで車の後部座席を倒して寝る。

  6/23(土)は朝6時ごろ起きて二本松で下り、塩沢スキー場に向かう。

 

 

  塩沢スキー場に着くと、既に練馬ナンバーの沢登りのパーティーが支度をしていた。

 私達よりだいぶ重装備。釜を泳いで取り付いて水線通し遡行し、全ての滝を直上するのだろう。

 夏であれば面白いだろうが、私達はまだまだ泳ぐ気分にはなれない。(夏でも嫌だな〜)

 私達は、さっさと身支度をして先に出発する。

 

  塩沢スキー場からくろがね温泉への登山道を歩いて、分岐を僧悟台方面に行くとすぐに湯川が横切り、そこから入渓。

 しばらくゴーローを歩いて行くと、大きな釜を持った5m滝がある。左から越えていくと、短いが赤い川床のナメが現れる。

  さらに登っていくと三階の滝が現れる。

 一番下は左から登る。

 2段目は近づいただけでも霧状のしぶきが跳んでくる。濡れたくないので、しぶきが飛んでこない左の岩を登るが良くない。

 岩を登ったら、「三階の滝」見物用の登山道にぶつかった。

 上部の滝を登るには、釜を泳いで取り付く。私達は泳ぎたくないので登山道を使って上に出る。

 「三階の滝」は右岸に登山道があるので、滝を登らなくても上に出られるのだが・・・

  「三階の滝」を越えると、沢の両岸は狭くなりゴルジュっぽくなる。

 スラブ状でナメと言えばナメではあるが、ゴルジュと言えばゴルジュ。釜は深くエメラルド色できれい。

 万が一、ずるっと滑って釜に落ちても怪我はする事はないが、泳ぎたくない。

 左岸には踏後があったが、これは行けるかわからない。

 このゴルジュっぽいナメを過ぎると、沢は一転して傾斜の緩いナメとなる。温泉の成分のせいだろうか川床は赤い。

 8mの滝も濡れたくないので右のヤブから登ると、間もなく二俣になる。

  二俣には、とてもきれいな「八幡滝」が掛かっていて、ずっと見ていても飽きない。

 「八幡滝」の上には、これまた綺麗なナメが続き、ナメは「霧降滝」まで続く。

 ナメはとても綺麗だがタケノコに気をとられる。少々時期が遅く食べ頃のタケノコがほとんどない。

 タケノコを求めて「霧降滝」の下から登山道で僧悟台に登ったが、あまり収穫できなかったが、 

 僧悟台からは安達太良の山並みが一望できた。きれいだけど、ちょっと短い沢でした。

  ここから登山道沿いに下山し、途中の見晴台でお昼を食べる。

 登山口のスキー場でワラビを収穫して、本日の宿「岳の湯」に行く。

 

 (コースタイム)

  塩沢スキー場(0:15)入渓点(1:50)二俣(0:30)霧降滝下(0:30)僧悟台

  (0:35)見晴台(1:00)塩沢スキー場

 

 

  「岳の湯」は素泊まり3,350円。冷蔵庫付きの部屋でユカタ付きの清潔な宿だ。

 部屋には、非常脱出用の縄梯子が備え付けてある。でも、これで下りたくないなあ。

 温泉は加水なしの掛け流しだが、なんとも熱い。ゆっくりお湯に浸かっていられない。

  夜は、第2の目的の郵便局向かい側にある居酒屋「一休」に白河ラーメンを食べに行く。

 麺は捏ねるにも機械は使わず、本当の手打ちの玉子麺(機械で捏ねて、手でのばすラーメンも多いそうだ)

 ここのラーメンは絶品、焼き鳥もおいしい。昼も11:00〜14:00までやっている。

 

  翌日は、天気もいいので裏磐梯の五色沼に観光に行く。

白河で、もう一杯ラーメンを食べるつもりだったが、お腹は空かず、白河は通りすぎる。

 帰りは、圏央道を入間I.Cから入る。あきる野―八王子が繋がったので、

 入間I.Cから甲府昭和I.Cまでは1時間足らずと大幅な時間短縮だ。

 圏央道が東北自動車道に繋がるのが待ち遠しい。 

 

赤い川床のナメが続く

僧悟台からの安達太良の山並み

岳の湯の非常用ハシゴ

 

 

 2006年10月8日

   今年の10月の連休は大荒れで、海・山とも遭難事故が多発した。

  増水で遡行できないだろう・・・とわかっていたが、宿もとってあるし、稜線は風が強いだろうし

  岩間の怪我も治らず、土踏まずの腫れがひかずに、まだ足が痛く少し足を引きずっているので

  これくらいで丁度いいだろうと、湯川に行く事にした。

  湯川は沢を遡行できなくても、登山道が沢沿いにあるので、沢登りの気分は少し味わえる。

 

   10月7日、岩間の仕事が終わってから、「ぽち」に教えてもらった経由で東北道にのる。

  八王子から圏央道で狭山まで行き、国道16号→県道3号経由で久喜ICから入る。

  圏央道→関越道→外環→東北道経由より2・30分くらい時間はかかるが、3千数百円安い。

  東北道にのるのは、これがベストか?

   鏡石のPA7時近くまで寝て、二本松に向かう。

 

   10月8日 曇り

   塩沢温泉スキー場に車を止め、登山道を歩き出す。

  入渓点は増水で、水面は全面真っ白な水飛沫をあげている。

  ストックをついての渡渉となるが、足も痛いし、こんな渡渉を繰返しできないので登山道に戻る。

  少し行くと、登山客が下りて来て「増水で行けないですよ」と言われたが、

  渓流シューズを履いているし、折角だから行ける所まで行く事にした。

  登山道の土は粘土質のため、水が流れていた。

   しばらく歩くと、地図には載っていないが「三階の滝」に降りられる道から、河原に降りる。

  赤テープもついていて、鎖がつけられたりと整備されている道だ。

  「三階の滝」は凄い水量でとても登れないが、登山道が「三階の滝」の右岸沿いについている。

  この登山道は、3つ滝の脇をそれぞれ通っていて景色も楽しめる。

  この上にはナメが続くとあるが、増水でナメ床が見えず残念。

  遡行は諦めて、上の登山道に上がる事にした。丁度、屏風岩の展望台のところに出た。

  展望台から見える沢は美しく、竹の子の時期にもう一度来たいと思った。

   くろがね小屋との分岐の二俣で登山道が横切るが、ここでもかなり水量が多く上部に行くのを諦め、

  少しだけくろがね小屋方面にナメを歩いて遊ぶ。

  稜線は風が強そうなので、ここで引き返し、上の登山道を歩いて戻った。

   夕方、くろがね小屋に泊まった人から聞いたのだが、朝8時前まで豪雨で、

  雨が止んだ後に、安達太良山の頂上に行こうとしたが強風で登れなかったそうだ。

  土曜日も日曜日も登れなかったそうで、明日もう一度トライするそうだ。

    

   10月9日は会津若松と大内宿に寄って観光し、白河で手打ちラーメンを食べて帰る。

  帰りは、あきる野ICから八王子にでる道が渋滞(私にとっては渋滞)してイライラしたが、

  中央高速の登りの渋滞を見たら、あれが本当の渋滞かと思った。

 

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