滝川 豆焼沢谷 (沢登り)

 

                   2006.6〜7     ふにゃ みー(記)

 

 

   もうすぐ入梅。今年は5月の初めから週末の天気がずっと悪く、すっきりと焚き火をしていない。

  梅雨入り前にどうしてもすっきりと沢に行っておきたかった。

  私は会社を休んでばかりだが、暇な会社ではなく、休む時は休むという考えの上司なのだ。

  所長は1年に2回は1週間以上の休暇をとるが、いつも仕事が整理されていて周りはさして困らない。

  残業が美徳と思っている社員もいて、直属の部下はかわいそう。

    

 

   6/6 晴れ時々曇り

   雁坂トンネルを越え、出合いの丘に車を止める。

  ここは車がいたずらされる事があるので、カメラの前に車を止めた方がいいらしい。

  出合いの丘の駐車場からワサビ沢に沿って踏み後をたどり下りて行く。

  少し行くと昨年来た時は増水でここを通過できなかった小ゴルジュになる。

  小ゴルジュが終わりポチの滝まで竿を出すが全くあたりがない。

   ポチの滝は左から巻くが、この滝の上で水量が減ったのがわかる。

  その後も竿を出すが全くあたりはなし。釣りで人気の沢だから釣れないと言われたがそのとおりだった。

   小ゴルジュは右からトオの滝は左から巻いていくが、いずれも分かりやすい巻き道だ。

  50mの滝も左から高巻くが、落ち口に立つ最後の2・3mでお助けロープを出す。

  この大滝の前後でビバ−クの後があった。

  続く5mと6mの滝も一緒に右から巻く。ここも1度お助けロープをだす。

   19mの滝の手前に細長いビバーク適地があったが滝の上に行く事にした。

  それにしても石に赤いヌメヌメコケがついて滑りやすい沢だ。

  19mの滝を右から巻く、間もなく広い開放感のあるビバーク適地だ。

  1時半だがここに泊まる事にした。あまり流木がなかったがそれなりに焚き火をして楽しかった。

 

   6/7 晴れ時々曇り

   ここからが豆焼沢のきれいなところだ。ビバーク適地を出発するとすぐにきれいなナメ滝が出てくる。

  その後も明るく新緑と岩についたコケが美しい河原が続き、右俣は60mのナメ滝で左俣はスダレ滝

   沢登りを始めた頃に豆焼沢に来た時の記憶は、ホールドやスタンスがないツルツルの沢だった。

  猿回しの猿のようにロープに繋がれていて、60mのこの滝もロープなしではとても歩けなかった。

  おかしいな〜。ホールドもスタンスもあるし、この滝もそんな傾斜ないし・・・

  その後の小ゴルジュも時々シャワークライムになりながら越えていく。

  小ゴルジュを越えると急に水はなくなる。

   その後、二俣で左俣は水が流れているがそのまま水のない右俣に行くとたいした詰めもなく登山道にでる。

  雁坂小屋でビールを飲んで黒岩尾根を下りる。シャクナゲが花盛りで、ゆっくり花見をしながら下山する。

  こんなにシャクナゲが咲いているのに、登山客はほとんど来ないらしい。

  雁坂小屋でホームページでも作って開花状況を掲載したら、わんさか人が来るだろう。

 

   帰りに笛吹川温泉に入る。ここは源泉かけ流し。

   バスタオルと普通のタオル付きで ¥700

 

 

出合いの丘(5:00)19m滝の上ビバーク適地(2:30)雁坂小屋(3:00)出合いの丘

 

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