早川 モグラ沢

 

 

         2007年4月30日  晴

 

         2005年5月8 日  晴

  

  2007年4月30日

  ゴールデンウィーク前半の最後のお休み、雪のある山まで行くのは遠いので沢に行く事にした。

 四月下旬になると富沢町や中富町でタケノコが出回るので、それを買いに行きながら山菜が採れる沢で遊ぶ事にした。

 

  ヘルシー美里に車をとめて、15分ほど歩くと祠がある入渓点になる。

  沢は特別綺麗という訳ではないが、この時期は新緑が美しい。水量はそこそこあるが膝まで水にはいる事もない。

   山菜を探しながら遡行していくと、直登できない大滝が出てくる。

  少し戻って、左岸の斜面から尾根筋にでる。尾根の上はなぜかヒノキの植林だ。

  なんとなくある踏後を辿って沢に向かってトラバース気味に下り、石を積んだ堰堤の上にでる。25分位かかる大高巻だ。

   この上も穏やかな沢がしばらく続くが、40分程で鉄の堰堤が出てきて竹林もある。

  このあたりは昔は、農林業のために作業小屋を建てていたのだと思う。

  1:1の二俣を左に行くと廃屋があり、もう少し行くと壊れたつり橋がある。

  この吊橋から左にジグザクの作業道を登っていくと部落にでる。

  部落から林道?を下りて1:30で駐車場に戻る。

 

   この沢は、大滝以外は滝らしい滝は一つもないが、3.4年前までは、新緑のとてもきれいな沢でした。

  しかし、今年は上部に走る林道から捨てられたゴミで汚くなっていた。冷蔵庫や洗濯機の大型家電もあった。

  下山の時、林道から下を見たら林道から遥か下の沢までゴミの雪崩だ。何度か来た沢であるが、もう来ないだろう。とても残念だ。

 

 大高巻をする滝

 

こんなに山菜も豊富なんだけど・・・

   2005年5月8日

   ゴールデンウィークの雪山が終わり、いよいよ沢登りの季節の到来である。

  といっても、3月に解禁になり釣りに行っているのだから沢始めという感じはあまりない。

  嶺峰クラブのオールシーズン沢登ラーの関さんは、私達がアイスクライミングに行った日に

  「沢に行ったけど凍っていて滑って登るが大変でしたよ。

他の人はアイゼンつけていたからスタスタ行ったけど、フエルトは滑るよねー。」と言っていた。

他の人はアイスクライミングのつもりではなかったのか?と疑ってしまう。

そんな関さんに比べれば、遅い沢初めだ。

 

 モグラ沢自体は水量も少ない大した沢でなく、おもしろい訳ではないが、

帰り道に山菜を探しながらテクテク県道を歩いて下りてくるのが楽しみだし、

昨年の沢初めで小室川に行ったのだが、いきなりは辛かったので練習という事で・・・。

 

 早川の公共の湯「美里」に車を止めて入渓する。

ロープも全くいらない歩くだけの沢で、途中に作業道がありそこから部落に出る。

ジュースの自動販売機があり「パイナップル100%だ」と喜びボタンを押すが

出てきたのはアップルジュースだった。ここの部落では果物であれば何でも同じなのか?

  部落の畑には、わらびやタラの木が沢山植えてあった。多分、山菜祭りで売るためだろう。

   

下山は県道をテクテク下るが、たらの芽・やぶれ傘・ふき・男バラ・わらびが取れた。

  全部すこしづつだが、ちょうど一回分の晩御飯のおかずになる。

  山菜も大量に採りたい訳ではないので、これくらいがちょうどいい。

  別に沢から行かなくても山菜はとれるのだけれど・・・やっぱり沢はいい。

  

 

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