清津川 サゴイ沢  (沢登り) 

 

2004.9.1820 岩間 田中 みー(記)

 

 以前サゴイ沢に行った同人渓と風に人達が「岩魚を追いかけながら歩いた。」言っていた。

海の日の連休は水も冷たく水量も多く、巻きは強烈な根曲がりで手を焼いたそうだ。

赤湯に泊まり赤湯から出発したが1日で抜けられず、源頭近くでビバークになったというので

水量の少ない9月に行く事にした。前日の夜山梨を田中号で出発する。

下山日に、赤湯に泊まる事にし余分な荷物を赤湯に預けサゴイ沢に向かう。

熊の沢手前の滝を右から巻き懸垂で降りていると、釣師が下のバンドを歩いていた。

私達に行き先を聞いて熊の沢に変更すると言った。

その後も滝が出てくるが、ほとんど直登できず高巻きになる。

人が入っていないようで巻き道の踏み後は関東の沢に比べほとんどなく、岩間がルート工作をする。

ゴーロと根曲がりの中の高巻きと懸垂の繰返しである。

ゴーロでは何度も竿を出し3時近くになる。岩魚は沢山がいるがレギュラーサイズは25cm位。

今日は滝が連続する二俣あたりの左岸で泊まる事にした。

 

 今日もゴーロと高巻きと懸垂の繰返しでルート工作が大変だ。

滝が連続するところのどの滝だっただろうが、脇まで水に浸かりそうな所が出てきた。

私達は秀山荘で買ったネオプレーンに着替え進もうとするが、

ネオプレーンを持っていない田中君は渋っている。右岸をトラバースして行こうとするが、

ここは沢が大きく右に曲がっているので上に出ても強烈な根曲がりで大変。

海の日に行った人達はここを巻いたと思う。すごい時間が掛かったのが良くわかる。

  脇まで浸かって取り付きシャワークライムとなるが、ネオプレーンは全く問題ない。

滝の連続が終わり、ネオプレーンを脱ぐ。ほとんどの滝は高巻きと懸垂の繰り返しである。

またゴーロになる。ほとんど人が入らないのか足を入れると岩魚が飛び出してくる。

岸辺に上がってしまいピシピシ跳ねている。

  なんだか沢に来たというより、ルートファインディングを試されにきたという感じの沢である。

やぶをこいで湿原に出るが、苗場山山頂は湿原の端にあるので湿原を横切らなければならない。

苗場山小屋に着いて既に3時になってしまった。

荷物を預けている赤湯で心配するかもしれないので、頂上小屋から電話し下山する事を伝える。

  赤湯に下るのは、先程と45度の方向に湿原を横切る事になる。

 ブナハリタケとスギヒラタケを収穫しながら、登山道を降りる。

 赤湯ではけが人がいて、予約していた私達の寝床がなくなってしまったので

 物置にしていた部屋を空けてくれ、遅く着いた私達が他の人の邪魔にならなくて良かった。 

 しかも、自炊のために乾燥室まで使わせてくれランプまで貸してくれた。

収穫したきのこを料理したが、スギヒラタケに毒があるニュースはまだ流れていなかった。

変なもの食べさせてごめんなさい。

 

 温泉は男性(混浴)が柔らかく非常にいい赤湯で、女性がすごく硬く感じた青湯。

翌朝、下山となる。

  

 (コースタイム) 赤湯(釣りをしながら4時間)テン場(6:30)苗場山(3:00)赤湯

 

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