清津川:釜川右俣

 

2014年7月26日(土) 

 

  天気:晴れ 

 

メンバー 岩間 細田 田中   みー(記)

 

 

金曜日の夜、20時に竜王役場に集合し、中央道から上信越道に入り、津南町に向かう。

おっちゃんの仮眠適地の情報で、越後田沢駅で快適に仮眠をとり、翌朝にグリーンピアを通り過ぎてゲートに向かう。

朝、支度をしていると小松原湿原にいくという柴犬を連れた2人組がやってきた。「ポチ」と呼んでみたら、本当にポチという名前であった。

ゲート手前の沢に向かって下っていく林道をおりていくと、すぐに取水口となる。

取水口の上の大きな淵を右から巻いて、巨岩帯の中を歩いていると、なんとおっちゃんの靴底が左右とも剥がれ始めていた。

どうしようかと検討し、泊まりの荷物はおっちゃんに担いで下りてもらい、3人は日帰り装備で1日で遡行する事になった。

泳ぎが得意なおっちゃんがいないのが心もとないが、シュラフや食料等をおっちゃんに渡して、大きい荷物になったおっちゃんを見送り出発した。

二俣に入って少しいくと、チョックストーン滝となる。右壁に張られたトラロープを使って滝上に出た。

次の滝は右のルンゼから登り、念のため懸垂で下りる。下りてみればロープはいらなかったかもしれない。

その先に滝は、ロープを出して左から登る。

大きな淵がでてきたが、泳ぎが得意なおっちゃんがいないので、結局、岩間がロープを引いて泳ぎ、2ピッチに切って、引っ張ってもらう。

次の淵もロープで引いてもらい、大きなトロは社長が泳いで、ロープを引いてもらう。

暫く歩いていると、右に大きなスラブが見えてきて三ツ釜となる。

三ツ釜は写真から想像していたより、遙かに幅広で高さのある大きな滝であり、ヤド沢にもナメ滝がかかり素晴らしい景色だ。

三ツ釜は右のリッジから登り、ヤド沢を横切る。その上もエメラルドグリーンの釜を持った小滝が続いて、とても綺麗だ。

 ゴルジュの中の2段の滝は、釜の左から登り滝に向かって少しトラバースして登る。

トロは、空身で社長が泳ぎロープを引いてもらい、大高巻を懸垂でおりると、やっと清水沢の出合となる。

清水沢に入ってからのトロは足がつくので歩いて通過。

清水沢と分けて水量は少なくなったとは思えない大きな釜を持った豪快な滝が現れた。

左壁から取付きトラバース気味に滝の左を登る。続いてでてくる滝は左のルンゼから登って滝上にでた。

穏やかなゴーロとなって歩いていくと、沢に橋が架かっていて林道にでた。

でも、この先がまた長かった。下るとばかい思っていた林道は緩やかな登りが続き、崩壊した林道は両側から草が覆いかぶさっていて変な虫にたくさん刺された。

小松原湿原入口が近づくと林道は広くなったが、今度は止まると藪蚊に取り囲まれる。

途中からヘッドランプをつけながら歩き、やっとおっちゃんが待つゲートにたどり着いた時は疲れ切っていた。

 おっちゃんが山梨までずっと運転をしてくれるというので、藪蚊に囲まれながら着替え、ファミレスで晩御飯を食べて、高速でその日のうちに山梨まで帰った。

 <コースタイム>

ゲート(6:59)−(7:12)取水口−(9:03)二俣−(11:43)三ツ釜−(14:13)清水沢出合−(16:30)林道―(20:45頃)ゲート

 

 

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