阿寺渓谷:樽ヶ沢

 

2013年8月3日

 

    晴れ

 

岩間  みー(記)

 

 

 

 

先週、岩倉川で会った多治見の山岳会の方がこの辺りでは阿寺渓谷の樽ヶ沢と北沢が面白いと教えてくれた。

ヌカガ対策万全で、1泊2日で2本登ろうとやってきたのだが・・・

 

出発は7時半近くになってしまったが、権兵衛トンネル経由で阿寺渓谷に向かった。

まずは、北沢に行こうと思ったが、暑い中の林道歩きを避けて、アプローチなしで入渓できる樽ヶ沢に入る事にした。

橋の下に掛かる滝は登れそうもないので、橋の上の一つ目の堰堤上から入る。

この沢は、ゲートはあるが林道沿いにも関わらず、それなりの型のイワナが釣れて、沢も面白い。

最初のゴルジュはへつりながら問題なく越えていけるし、小滝もあって楽しい。

ナメが現れたと喜ぶが、堰堤で寸断されてしまっていた。

 

堰堤を越えて、平瀬を歩いていくと、小滝がいくつかあり、2つ目のゴルジュとなる。

2つ目のゴルジュの中の滝は深い釜を持っている滝がいくつかある。

遠目で見ると、登れそうもないが近づいてみると、絶妙にへつりで滝下までいけて、滝を登る事ができる。

一度、上からお助けをだしてもらい、最後の滝壺は胸まで浸かるが、とってつけたようなに飛び出た筒状のでっばりに飛びつき、なんとも楽しい。

そんな中、イワナを釣りながら歩いていると、林道上から重機の音が聞こえた。

 またまた堰堤があり林道にあがると、林業の人達が木を切り出していた。木曽ひのきかな〜と思った。

沢に下りられそうな所を探しながら林道を歩いていき、排水溝のトンネルをくぐって沢に下りたら、次の堰堤の上であった。

沢はゴーロが続いていたので、また林道にあがって車まで戻る事にした。

 

林道を歩いていたら、いつしか私達の周りにはアブがいっぱい。

木曽にアブがいるなんて聞いていない!アブの覚悟を全くなしで来たものだから、一気にテンションが下がり、泊まる気がうせてしまった。

釣りながら登っても3時間程度の沢であったが楽しい沢だったので、うちに帰る事にした。

 

 

沢の記録に戻る