高原川:谷戸谷

 

2013年6月30日

 

    晴れ

 

 

 

 

 

←百間滝の2段目 

 

 

 

盆地は天気が良くても、周囲の山は雲がかかったままなので、標高の飛騨の低い沢に行く事にした。

安房トンネルを越えて、岐阜側に出る。高原川を渡り、高山方面に曲がらず、そのまま真っ直ぐ進む。

谷戸橋の近くに車を停めて、集落に入る。今日は、集落の河川清掃で水路の掃除や草刈をしていた。

集落に入ってすぐの祠から取水口に続く巡視路を、ワラビを採りながら歩いていく。

 取水口は鎖を掴んで側溝を渡るが、水量がすごく多い。渡渉もそれなりに大変で、何故こんなに水量があるのか不思議であった。

小滝を2つ端から越えていくと、水門があり、横からゴウゴウと水が流れ込んでいた。

水門の上はこの沢にふさわしい水量に減っていたが、この水門に流れ込んでいる水はどこからきているのだろうか不思議であった。

梅雨の時期に多いヒラタケを収穫し、堰堤の上で一休みをする。

堰堤の先には、素晴らしい80mの滝(帰りに軽トラに乗ったおじさんが百闡黷ニ言っていた)がある。

1段目は軽い飛沫を浴びて滝の左を登る。2段目は潅木を掴みながら右岸を登るが、3段目の落口がまだ見えない。

3段目も右岸を沢と少し離れながら潅木を掴んで登っていき、トラバース気味に沢に近づいて、補助ロープを使って懸垂で沢に下りる。

岳人に載っていた2002年の記録では、「伐採されたヒノキが沢を埋めていた」とあったが、倒木はもう流されてしまったようで少ない。

 平瀬を少し歩くと、小滝帯になる。いずれも簡単な滝であるが、シャワークライムで楽しい。

20m手前で、左岸にガードレールが見え、車が走っているので、ここから林道に出た。

 

林道脇のワラビの2番芽を摘みながら帰る予定であったが、この辺りではワラビはただの雑草扱いだ。

ワラビもあえなく草刈りされてしまっている。ウドもコシアブラの小さな苗も、ウルイも・・・一網打尽に刈られている。

それでも、刈られていないワラビやウドを探しながら林道を下り、車まで戻った。

 

産直の店で干しゼンマイを買って(ここのゼンマイは格安で柔らかい)、飛騨牛の串焼きを食べて、温泉に入って蕎麦を食べて帰った。

 

<コースタイム>

谷戸橋(8:33)−(9:22)取水口―(10:44)林道―(12:05)谷戸橋

 

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