大血川:西谷 鉄砲沢〜石楠花沢

 

2013年5月19日

 

岩間、戸島  みー(記)

 

 

 

 

 

 

雪山の季節も終わり、沢の季節となった。

シーズン初めなので、軽く近くの沢へと思ったのだが・・・

 

なんだかんだと竜王役場出発が7時になった。雁坂トンネルを越えて大血川に向かう。

3人とも地図を確認せずに出発し取水施設へ続く道を少し歩き、おかしいと気付く。

ここは下ってくる石楠花沢に続く道だ。鉄砲沢はもう一つ下流の支流だ。

車は停めたままで、歩いて大血川林道を下り、発電管理事務所の施設に出て対岸に渡る。シーズン初めはいつもこんなもんだ。

 登山道のような道を暫く歩き入渓する。

大岩が多くて歩きにくい沢であるが、沢沿いに薄い踏跡がついているので、踏跡をなんとなく歩いていく。

コケが綺麗な沢で、こんな感じで続くのかと思ったが、5:1の二俣を分けた先の12mの滝は悪いし水も冷たいので右から高巻く。

大きく綺麗な釜を持ったくの字の滝は、滑り台のようになっている。

夏であれば滑って釜に流されても笑って済むが、今日はまだ流されたくない。岩間がトップでいき、ロープを出してもらう。

この辺りはなかなか楽しいところである。

 右手に演習林が出てくると、単調な河原となり、すぐに伏流となって水がなくなる。

この先でまた水流が出てくると思ったが伏流のまま。やがてグズグズした河原となり、傾斜も強くなる。

標高差1000mの沢であるが、水がなくなってから稜線まで700mある詰めに歩くうんざりしてしまう。

やっと稜線が近くなり、右の尾根に逃げて踏跡を辿っていくと登山道に出た。

 

長沢山から手前から石楠花沢に向けてくだる。こちらはすぐに水が出てくる。

8m3段滝を懸垂で下り、35m5段滝の巻きの下りがグズグズだったので懸垂で下っていると、上から2人組みが下ってきた。

落石がすごいので、止まってもらい滝下まで下る。

その後は問題なく下っていき、タカノス沢出合の少し下から貯水槽の踏跡を歩いて車に戻った。

 

 

<コースタイム>

石楠花沢の林道入口(9:27)−(10:04)鉄砲沢入渓―(11:50)水流終わり―(14:39)稜線―(17:15)林道入口

 

 

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