火打山 黒沢 (沢登り)

 

    −月例山行−

 

 

 

96(日) 快晴

 

       参加  6名

 

 

          

 今月の月例山行は、ぽち家も一緒に行く事になり、前日の夜9時に韮崎の合同庁舎に集合し、

M本さんの車に、6人と1匹が乗り込んで笹ヶ峰の駐車場で仮眠をする。

朝はゆっくり起きて、テントも乾かし、少し暖かくなってから出発する事に。

 

登山口の立派なゲートを通り、木道が敷かれた登山道をキノコがないかと歩いていくと、

十二曲がりの急登の手前で、黒沢が横切っているので、そこから入渓する。

水は非常に冷たく、まるで天気が悪い十月の沢のように冷たい。

おまけに、未だかつてこんなにヌメッた沢はなかった!

水が冷たいので手をつきたくなのだが、どうしても転ばないように手をついてしまう。

とても明るい沢であるが数m程度のナメを交えながらゴーロが続く。

木苺が食べ頃で、立ち止まっては木苺を食べながらのんびり歩いて行くと、

富山から来た夫婦が追いついてきて、こんな沢で他のパーティーに会うとは驚きだった。

ずっとこんな感じのゴーロが続くのかと思っていたら、6m3条の滝がでてきた。

左の水流沿いに登れそうだが、水が冷た過ぎて登る気になれず、滝の左脇から登る。

この3条の滝を越えると、一転して簡単な小滝群となり、最強のヌメリから開放される。

一番大きいのが15m階段状の滝であるが、どこからでも登れる快適な滝であった。

小滝群が終わると、大岩がゴロゴロした河原になり、時々、上からシュリングを出してもらいながら越えていく。

やがて1900m付近の三俣となり、左俣に入る。

水量がだんだん減ってきて前方が開けると、詰めも藪漕ぎもなく黒沢湿原の端っこの登山道に出る。

登山道からは湿原が見えないので、荷物を置いて、黒沢ヒュッテ方面に散策に行った。

 後は登山道を下り、笹ヶ峰の駐車場に戻り、山梨まで帰った。

行きも帰りもM本さんが運転してくれて、車も広くて快適で、本当にありがとうございました。

 

 黒沢の情報は、釣りをしながらのんびり歩ける、初心者も楽しめる沢という情報がなかったのですが、

明るく開けた沢で、藪なし詰めなしで、特に小滝群は快適でした。

紅葉の美しい秋のひとときに・・・と言いたいところですが、水はもっと冷たい事でしょう。

 

 

 <コースタイム>

 笹ヶ峰(7:47)−(8:34)黒沢橋−(10:58)三俣−登山道(11:45)−湿原散策−(12:51)−笹ヶ峰(15:06

 

小滝群

上部の苔むした大岩帯

黒沢湿原

 

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